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2024.11.20

しらふじ

済生会熊本福祉センター20周年記念講演会「済生会フェア」を開催しました

11月16日(土)済生会病院がんセンター4回のコンベンションホールにおいて、上記の記念講演会を行いました。講師には、天草市の「生田歯科医院」の藤原康生先生をお招きし『噛む(哺乳)から始まる子どもの未来』~0歳からの口腔調査から判明した不正咬合の原因と対策~と言うテーマで講演を頂きました。

講演される藤原康生先生


 感受性期についての話がありました。一生に一度しか来ない、脳や体が最も成長する時期を「ゴールデンタイム」と表現されていました。視力の感受性期は0~2歳など。それぞれの神経発達には、各々時期があり、その時期を逸すると、その後の成長は見込めないという大切な時期です。
 また、人間は頭から末端に、体幹から四肢に成長する成長するそうで、成長の起点である口腔の成長が悪いと、全身の成長発育や関節に影響を及ぼすそうです。

みんな熱心に聞き入る


 この成長の起点である「 口」をどうやって育てるのか?それは「哺乳」だそうです。哺乳は、飲み込むだけでではなく、咀嚼(噛む)機能、送り込み機能、舌・口唇機能などの様々な機能を獲得する時期です。
 また、「唾液」の役割や、哺乳や咀嚼により、口腔内の骨に負担を掛けることで、鼻腔が成長し、お口のポカンの口呼吸を防ぐことなどの話がありとても興味深い講演ばかりでした。

哺乳はポイントですよ


 参加された方々のアンケートでは「知らない事ばかりで、衝撃的でした」や「もっと早く知りたかったです」、「今、ちょうど母乳育児をしていて、このタイミングでこの話を聞くことが出来て良かったです。上の子のためにも、カレーの野菜は後乗せにしようと思いました」などたくさんの感想を頂きました。
 藤原康生先生のこの話を、一人でも多くの人に伝えていければと思います。ありがとうございました。

質疑応答