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昨年度は20周年記念事業を数多く行い、これまで支えて下さったご家族、地域の皆様、済生会熊本病院、済生会みすみ病院他お取引先など関係されている皆様に感謝の意を伝えて参りました。特に20周年記念式典では、周年事業として作成したばかりの16分間の紹介動画を流し、改めて当センターの活動内容を理解して頂いたところです。職員数約6万6千人を有する日本最大の社会福祉法人として、また明治44年に明治天皇が施薬救療にために設立された団体として、その活動は医療、高齢福祉が注目されますが、障がい福祉分野にも活動を拡げていることが分かって頂けたものと思います。 さて、標題の通り第三の創業としての取り組みは、「安全、安心の場作りから」としております。この四年間での主な取り組みをご紹介したいと思います。 ■ 2021年度~2024年度の主な取り組み ■ 1.人事制度改革 ・年間出勤日数の改変:休日数を年間123日とする。従来から16日増加し、完全な週休二日制へ移行した。 ・役割等級制度の導入:(株)日本経営のコンサルにて俸給表を刷新し、処遇を改善した。 ・職員の処遇改善:正職員登用の仕組み(キャリアパス等)を見直した。結果、正職員構成比率が約60%となり、22%改善した。(2016年→2022年の比較) 2.事務局の組織体制改編 ・8事業所縦割りでの所属から組織横断的な管理部門とするため事務局を現場から離し、総務室、経理室、環境室の3室体制とした。 3.ICT化を推進 ・しらふじ子ども園に記録システム「コドモン」の導入。 ・児童発達支援センターなでしこ園に記録システム「HUG(ハグ)」の導入。 ・Microsoft Office365の導入。 ・障がい福祉全事業所に業務記録システム「ほのぼのmore」の導入。 ・全職員への通信システム「LINE WORKS」の導入。 4.設備・建物の更新 ・2024年3月にウイズ事業所食品加工棟を新築。 ・2025年3月にウイズ事業所クリーニング工場の機械・設備の全面リニューアルを実施。 5.更なるリスク対策の実施 ・防犯カメラの増設:グループホーム、なでしこ園、しらふじ子ども園、食堂ほか。 ・車載カメラの増設:車内カメラを送迎全車両に設置。※車外カメラは従前より設置。 以上、これまでに実施した主な取り組みですが、他にも職員研修など様々な改善を行い、園児、利用者が安全で安心して利用できる体制を整えて参りました。今後は更にこれらをブラッシュアップさせ園児、利用者には更に安全で安心してご利用いただき、職員にはやりがいのある職場として整え、優秀な職員を迎えるのは勿論のこと離職率も低減させて参りたいと思います。今後ともご支援いただきますようよろしくお願い致します。
2025年5月
済生会熊本福祉センター所長
宮川 栄助
過去のご挨拶
利用者の自己実現を図り、一人ひとりを尊重した利用者主体の福祉を実践します。
保育、療育、就労・生活支援を通じ、一人ひとりのライフステージに応じた自立を支援します。
多機能センターとしての専門性と施設機能を活かし、地域における共生社会の実現を目指します。